はやり目の症状や種類

はやり目とは

 

 

 

結膜とは目の表面を覆う薄い透明な粘膜であり、黒目のふちからまぶたの裏までを覆っているピンク色の部分から構成されています。目の表面にある粘膜は、目に入ってきた異物や病原体が目の中に侵入するのを防ぐ働きを持っています。

 

 

結膜炎はこの結膜に炎症が起こることが原因で発症します。結膜炎になると白目が充血して赤くなり、目やにや涙が多量に出たりしますし、場合によってはまぶたが腫れることもあります。

 

 

この結膜炎になる原因には様々なものがあり、細菌やウイルスの感染、アレルギー反応、ドライアイなどにもよって引き起こされます。

 

 

それらの中でも、特にウイルスによって引き起こされる結膜炎(ウィルス性結膜炎)は、感染力が強いために「はやり目」と呼ばれているわけです。

 

 

初期の段階では、はやり目の原因を判断することは難しく、その症状や所見から当てはまる疾患が疑われることになり、それによって診断がなされることになります。

 

 

はやり目の症状が現れるまでの潜伏期間は1日の場合もありますし、場合によっては2週間も場合もあります。

 

 

このはやり目にも色々な種類があり、その代表的なものには、「流行性角結膜炎」「咽頭結膜炎」「急性出血結膜炎」といったものがあります。
咽頭結膜炎は「プール熱」とも呼ばれており、急性出血結膜炎は「アポロ病」と呼ばれることがあります。