はやり目の症状や種類

流行性角結膜炎

 

 

 

はやり目の中でも最も代表的なものが流行性角結膜炎です。主にアデノウイルス8型というウイルスが原因で発症する結膜炎であり、結膜炎と角膜炎を同時に起こすために、角結膜炎と呼ばれています。

 

 

流行性角結膜炎は、ウイルスに感染してから7日~14日ほどで発症するようになります。この結膜炎はその症状が非常に強いのが特徴であり、ゴロゴロとした異物感や目の痛み、かゆみ、まぶたの裏側にブツブツが出来る、目が充血する、まぶたが腫れる、涙がたくさん出る、まぶしい感じがあるといった症状の他に、耳の前のリンパ節が腫れるという症状が現れることもあります。

 

 

これらの症状は、最初の1週間では非常に強く現れますが、次の1週間で症状は落ち着いてくるようになり、その後の1週間で徐々に治っていきます。したがって、完全に治るまでにはおよそ3週間ほどかかることになります。また、回復しても角膜に濁りが残り、視力が数ヵ月低下することもあるようです。

 

 

この流行性角結膜炎には点眼治療法を継続することが必要となりますが、ウイルスを原因として発症するものであるため、ウイルスに対する抵抗力を高めるように、睡眠や栄養を充分にとることが1番の治療法になります。

 

 

眼科での治療では、点眼液が処方されることになりますが、特に角膜炎の症状に対する治療として、ステロイド系の点眼液の処方が行われることになります。